2010年7月4日日曜日

 準々決勝 アルゼンチン vs ドイツ

優勝3回のドイツと優勝2回のアルゼンチンの対決、主導権を握ったのはドイツだった。開始早々の3分にセットプレーからミュラーが先制点を決めると、ドイ ツがダイレクトのパス回しで完全に主導権を握った。しかし、30分を過ぎるとドイツのペースが落ち、アルゼンチンがチャンスを作るようになる。後半に入っ てもアルゼンチンのペースは変わらず、メッシ、テベスの個人技を中心にチャンスを作った。ボールに触れなくなっていたドイツだが23分、ワンチャンスをも のにしクローゼが追加点を決めると、29分にはフリードリッヒがダメ押し点。終了間際にはクローゼがW杯通算14得点目となるゴールを決めた。クローゼは ロナウド(ブラジル)のW杯個人通算得点にあと「1」と迫った。試合前には予想もつかなかった4−0の大差で、ドイツがベスト4進出を決めた。

メッシ、無得点でW杯を去る

関係者に肩を支えられながら、ピッチを後にするアルゼンチンのリオネル・メッシ優勝候補 アルゼンチンの中心選手として臨んだ今大会だったが、得点を挙げることはできず、悔しさの残るワールドカップとなった

ドイツが誇る若き至宝、ミュラー

記者の質問に答えるドイツのトーマス・ミュラー(左)とバスティアン・シュバインシュタイガー。 ドイツのチームバランスは、今大会ナンバーワンかもしれない。おそらく決勝せんまで駒を進めるだろう。

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